29・3 光通信システム

29・3・1 方式 [1] 光伝送系の基本構成 光伝送系の基本構成を図29・42に示す.実線で示す構成部分は必須構成要素,破線枠は必要に応じて付加される要素を示している.光伝送系は,光信号がアナログ信号であるアナログ光伝…

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24・6 レーザー損傷光学薄膜

レーザー装置には多数の光学部品が使用されており,これらには電子ビーム法,イオンアシスト法,イオンビ一ムスパッタ法などによって誘電体多層膜が成膜されている.これらの光学薄膜は,その目的に応じて所定の光学特性を満足し,かつ長…

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12・5 液体レーザー

活性媒質が液体であることの一般的特徴として, (1) 任意の大きさの光学的に均一な媒質が安価に得られること. (2) 循環によって冷却や劣化した媒質の除去が容易にできること. (3) 成分の濃度や混合比,添加物などが自由…

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12・4 マイクロチップ用レーザー材料

固体レーザー材料では,発振波長付近で透明な結晶またはガラス中に発光中心となる活性イオンを不純物として結晶を作る金属イオンなどと置換させている.固体レーザー媒質としての適性はレーザーイオンと母材の両面から判断される.不純物…

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光学機器 – Optical equipment

光学機器 1. 研究用大型望遠鏡 2. 望遠鏡の光学性能 3. 望遠鏡の種類 4. 光ピックアップのサーボ技術 5. デジタルカメラ 6. ホログラフィーの原理 7. プラズマディスプレイの原理 8. 3Dディスプレイの…

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46・5 高強度場科学への展開

46・5・1 レーザープラズマ相互作用による高速電子の発生とγ線生成 高強度レーザーをプラズマに照射すると,航跡場によらずしても,数十keVから数十MeVの高速電子が生み出される.レーザー光は,真空から高密度プラズマの中…

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46・1 概論

高出カレーザー生成プラズマ応用による新しい実用化研究が切り開かれようとしている.高山力レーザーと物質との相五作用で発生するプラズマは,高温・高密度であり,これまでにない高いエネルギー密度の環境を実現できる(高エネルギー密…

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23・4 画像検出素子

23・4・1 CCD CCD(charge coupled device)は低雑音で近赤外領域から100 keVを超えるエネルギーのX線領域をカバーし(図23・26),微弱な光検出に利用できる最も優れたイメージセンサの一…

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23・3 ストリークカメラ

ストリークカメラは,種々の現象に伴う超高速光情報をサブピコ秒という優れた時間分解能で直接測定できる唯一の装置である48)~56).ストリークカメラが本格的に使われはじめたのは,ストリーク像をテレビカメラで読み出して解析す…

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1・3 レーザー応用の発展

レーザー応用の範囲は,きわめて広範にわたっている(25~46章参照).ここでは,レーザー応用の初期の歴史を簡単に述べる. 1960年にルビーレーザーやHe-Neレーザーが出現したときには,すでにメーザーの特性はよく知られ…

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38・1 光診断の基礎と展開

医療診断に使われるX線にくらべて可視光のフォトンエネルギーは1万分の1~10万分の1である.したがって,光は非侵製診断の有力なツールとして注目され,早くも1970年代から血中酸素飽和度の測定をはじめとする光診断の基礎研究…

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6・3 光波の干渉

光を二つに分割し,重ね合わせると明暗の縞模様が観察される.このような現象を干渉(interference)と呼び,形成された明暗の縞を干渉縞(interference fringe)と呼ぶ.干渉は,光が波動性を持つことの…

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6・4 光波の回折

光波は波として伝搬するため,障害物によって遮られても,その背後にも回り込む.この現象を回折(diffraction)と呼ぶ. 6・4・1 ホイヘンス-フレネルの原理 ホイヘンス(Huygens)は,2次波の概念を導入して…

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12・6 気体レーザー

レーザー発振する物質が気体原子や分子,ガス状の金属の蒸気,あるいはそれらのイオンなどである場合を気休レーザーの範疇とし,本節でまとめて述べる.これまでに発振が報告されている気休レーザーは非常に多く,その波長も真空紫外線か…

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23・1 光電変換検出器

23・1・1 光電変換検出器の種類と特徴 光信号から検出可能な物理量は,強度以外にも偏波,位相,波長(周波数)など多様であるが,光電変換素子の役割としては強度(あるいはフォトン数)の測定が基本となる.また,求める性能(効…

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41・2 タンパク質の1分子イメージング

生物を対象とした研究は「見ることの技術」と切っても切り離せない.光やX線,電子線などを利用した顕微鏡を使って細胞や組織の構造,分子の原子構造を見てきた.とりわけ光を使った計測では試料に傷害を与えることが少なく,生きた状態…

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