コラム – 科学技術文明の変遷と我が国の国家戦略
目次

(中井貞雄先生ご提供)


エネルギー問題も科学技術、工業技術の進歩により、石油の争奪戦とそれに起因する国際紛争の時代を克服することが見通せるようになってきました。省エネ省資源のかけ声のもと暗く貧しい生活を強要するのではなく、必要な効用あるいはサービスを確保しながら消費するエネルギーや資源を少なくすることが可能な時代、科学技術に支えられた、より明るく豊かな時代を創造すべきでありそれが可能な状況になってきました。しかもそのかなりの部分に光技術、レーザー技術が基盤技術として取り込まれることになるのです。半導体レーザーは電力を効率よく光に変換する要素技術として世界的に注目され、いま欧米ではその高性能化、高機能化が国家プロジェクトとして進められています。この逆過程、光エネルギーを効率よく電力に変換する素子が太陽電池であり、その普及がいま自然エネルギーの利用における最大の切り札とされています。

パワー半導体光素子による高効率送受光技術が実現されると、光通信技術により情報化社会が急展開したように、未来社会に大きなインパクトを与えることになります。その研究例の一つがLE-NET (Laser Energy Network) やSSPS (Space Solar Power Station)と言われているものです。昼夜や曇りのない宇宙空間で太陽光を高効率でレーザービームに変換し、それを宇宙伝送させ、人工衛星や宇宙ロケット、月面や地球等必要とする場所においてエネルギーとして利用するコンセプトです。人類の活動範囲が宇宙に拡がる時代には必須の技術となります。地上でも遠隔地点への送電や移動体へのエネルギー供給等新しい技術体系が考えられます。

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