分布反射型( Distributed Bragg Reflector : DBR )レーザーは ファブリ・ペローレーザーの活性層の導波路の延長線上に回折格子構造を造ったレーザーである。回折格子ではある波長(1つのモード)だけが活性層に戻る方向に反射され、その他の光は活性層に戻らない。これにより、DBRレーザーは単一の波長だけが発振するシングルモードレーザーとなる

下は外部共振器レーザー、 DFBレーザー、DBRレーザーの構造を簡単に説明したものである。

DFB、DBR、外部共振器レーザー

図 : ( a )外部共振型レーザー(リトロー型)、( b )DFBレーザー、(c)DBRレーザー

DBRレーザーの活性層(Active Layer)とFeedback Layerの間は位相制御領域(Phase Section)である。この領域で位相制御をすることによって位相のみを制御できる。これらの制御により、DBRレーザーは広いレンジで単一波長動作が可能になる。

DFBレーザーとDBRレーザー

DFBレーザーはモードホップフリーであるが、DBRレーザーはモードホップフリーではない。ただ、チューニングレンジはDFBレーザーよりも広い。DBRレーザーは、DFBレーザーに比べて高出力、長寿命、高安定といった特徴がある。

無料ユーザー登録

続きを読むにはユーザー登録が必要です。
登録することで3000以上ある記事全てを無料でご覧頂けます。
ログインパスワードをメールにてお送りします。 間違ったメールアドレスで登録された場合は、改めてご登録していただくかお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

既存ユーザのログイン
   
新規ユーザー登録
*必須項目