16・3・1 OFI方式の特徴

超短パルス高強度レーザーの進展に伴い,その強力な光電場で原子やイオンを直接電離し,容易に多価イオンが生成できるようになってきた.このようなレーザー光の電場による直接電離過程は,充電場イオン化(optical field ionization : OFI)と呼ばれる.

OFI方式の特徴は,電子衝突などのほかの素過程にくらべて非常に短い時間でプラズマを生成できること,およびレーザー光の波長や偏光により生成にされるプラズマ中の電子温度をイオン価数とは独立に制御できることにある37).そのようなOFIによるプラズマ生成の特徴を使い分けることによって,電子温度のまったく異なる二つのX線レーザー励起法,すなわち再結合法と電子衝突法が可能になる38)

いずれの励起法においても,OFI方式では,励起レーザー光源に必要とされるのは,エネルギーではなく高いピークパワーである.したがって,パルス帽の短いレーザーを用いることにより,従来の励起方式と比較して必要な励起レーザーエネルギーを小さくできるため,高繰返し動作が期待できる.

16・3・2 再結合励起OFI X線レーザー

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