宇宙ライダー(space LIDAR(light detection and ranging))とは
人工衛星に搭載され地球表面大気，もしくは惑星表面を測定するライダー(レーザーレーダ)を指す．space borne LIDARということもある．ライダーは能動的なセンサなので到達距離は短いが，人工衛星に搭載することによって地球全域をカバーすることが可能となる．宇宙から地球を測定すると対流圏外での減衰を無視できるのでエアロゾル，雲，大気境界層構造，混合層高度，風向および風速などを効率良く測定することが可能である．通常，レーザー高度計(測距計)なども含まれる．しかし，地球外から後方散乱光を受光するので到達距離は500~700 km程度である．
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