42・1・1 開発の歴史

1947年にWaIlace Coulterによりコールター原理が発明され,1953年に世界初のフローサイトメータが開発された.これは,細胞を顕微鏡像(イメージ)としてとらえるという概念から,細胞をフローを用いて電気パルス信号でとらえるというものであった.その後,1972年に世界初のレーザー搭載型セルソータが開発された.現在,世界中の免疫,アレルギー,サイトカインから発生・再生医療の基礎研究に携わる幅広い分野の研究者に使用されている.

42・1・2 用途

フローサイトメトリ(flow cytometry)とは,細胞浮遊液を高速で流し測定することにより,各細胞を解析する研究手法である.目的の細胞のみの分離・解析を高速で客観的におこなうことが可能であり,細胞おのおのの相対的大きさ,形状および内部構造の違いや,さらに蛍光標識を行うことにより蛍光強度,色の違いなどを測定し,細胞の同定やサンプル内のさまざまな細胞の存在比を分析する.これらの複数の情報を組み合わせることにより,詳細な解析が可能である.また,DNAやタンパク質,カルシウムなどを特異的かつ定量的に染色する蛍光色素を使用することにより,それぞれの物質量を蛍光強度に置き換えて測定することができる.近年,蛍光色素およびモノクローナル抗体の開発が進み,存在比率1%以下のような小細胞集団を測定することも可能となっている.

一般的に,上記のような方法で細胞の解析をおこなう装置はフローサイトメータ(flow cytometer),フローサイトメトリ後に特定の細胞を分取する装置はセルソータ(cell sorter)と呼ばれる.

42・1・3 原理

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