【希土類添加固体レーザーに応用するには】
Yb:YAG は LD 励起固体レーザーとしては利得帯域が広いのですが、Ti:sapphire の 170nm と比べると、蛍光線幅は 8 nm と 1/20 以下と狭く、超短パルスを発生する能力が劣っています。それでも Nd:YAG に比べれば、1桁以上広帯域で、SESAM モードロックをさせると、右図にあるように 340 fs のパルスを発生させることができました。サブピコ秒の発生はできるようになったわけです。LD 励起の固体レーザーで、どこまで超短パルス化できるかというのは、将来を考えて重要でした。
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