【人工的位相共役光学系を考えるにあたって】
 位相共役光学が光と媒質の相互作用の物理で自動的に位相共役させていることをどうすれば人工的に制御できるようになるかが課題となる。そう考えると、人工的位相共役とは、1)波の位相を検出して、2)その位相を逆転した波にして反射させたり、透過させることを組み合わせたシステムだといえる。電磁波で考えると、このような技術はラジオ波→マイクロ波→光波と発展した。低い周波数で開発された技術をより高い周波数に広げて利用可能とするというのが技術開発の常道といえる。そのような考えに基づいて、より引く周波数の波、音波における位相共役技術を調べてみた。

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