【まえがき】
前々回は高出力レーザーに必要な技術としてアダプティブ光学について議論した。波面の歪みを補正するアダプティブ光学は 21 世紀のレーザー技術として光学波面の歪みを検出し、それを補正する技術として紹介した。
さらに前回は位相共役光学 Phase Conjugation Optics を紹介した。これは不均一媒質を伝播して空間波面に歪みが生じたものを、光線逆行指せた場合に、その歪みを自動的に補償して、光源に戻す光学系について議論する。鏡面反射ではなく入射方向に逆行させる Time Revercal な光学系が可能となる。まさに魔法のようなミラーを可能にする現象である。空間に光線自身の情報を書き込む自己形成回折格子を形成させるもので、誘導ブリルアン散乱、4光波混合、フォトリフラクティブ効果などを利用したものがある。
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