Ashkin：フォトリフラクティブ効果の発見

【Ashkin：フォトリフラクティブ効果の発見】
 フォトリフラクティブ効果を発見したのは、後にレーザーピンセットで 2018 年にノーベル物理学賞を受賞したアーサー・アシュキンである。彼は 96 才で受賞したので、最高齢のノーベル賞受賞者となりましたが、受賞対象となったレーザーの輻射圧による粒子の減速、捕捉指せるレーザー冷却や光ピンセットの原理の研究は、彼の 1960 年代の研究で、受賞までは 50 年以上かかっています。実際、筆者が大学から民間企業に就職した 1971 年当時、レーザーフォーカスのような業界紙の表紙にガラス玉を Ar レーザー光で持ち上げて、空間にトラップしているレーザートラップの写真が飾っていたことを思い出します。光ピンセットは細胞をレーザー光でつまんで計測する技術としてバイオ研究に不可欠の技術となってその重要性からノーベル賞になりました。