【Rb 蒸気による共鳴縮退4光波混合】
IBM ワトソン研究所は 1978 年に Rb 蒸気による共鳴縮退4光波混合による時間反転波面を発生したという論文を出した。この場合の4光波混合波は電子的な非線形効果を共鳴条件で非常に大きくした状態で動作させており、この場合の非線形屈折率の値はn2=1×10-7esu と標準位相共役物質であるCS2 に比べて 4 桁も大きいことを示した。実際、Rb 蒸気の原子密度はルビーレーザー励起色素レーザーで Rb の共鳴線を使うことで、N=9×1013/cc という低い原子密度にもかかわらず、4光波混合で位相共役を実証できた。
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