【超短光共振器による自然放出光の制御】
 どのように実証されたかを検討しましょう。右図のように共振器長が光の波長より短い超短共振器を考えます。右図のように半波長しかない超短光共振器を考えると、この光共振器内に存在可能な光のモード数は 1 つしかありません。それは共振器の両端の境界条件が決まっているので、波である光のモードは共振器の両端部分の位相が固定されてしまうからです。そして、共振器内の光モードは共振器外のモードと解析接続されなければいけないという原理があります。これは波動が共振モードを持つ条件です。そして忘れてはならないのは、波動である光は定在波としてのモードを持たなくてはならず、定在波モードが許されない光は発生も電波もすることができないということです。
 そうすると、超短共振器内に存在可能な唯一のモードは、共振器外の空間に広がるモードの一つと結合しているので、自由空間を伝播する光として放出されます。2 番目の図は共振器内で発生した光が外部空間のモードとつながって放出されるという解釈を説明しています。

無料ユーザー登録

続きを読むにはユーザー登録が必要です。
登録することで3000以上ある記事全てを無料でご覧頂けます。
ログインパスワードをメールにてお送りします。 間違ったメールアドレスで登録された場合は、改めてご登録していただくかお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

既存ユーザのログイン
   
新規ユーザー登録
*必須項目