【シードビームによる制御の実験例】
 シードビームによって SBS 反射が制御できるなら、同位相のシードビームで制御すれば、多チャンネル増幅器のビームをコヒーレント結合できるはずです。ですから、研究する価値は確かにあります。1988 年のこの論文は米国の TRW が発表しており、米国が軍事研究を含めて Phase conjugation 研究を重視していたことが分かります。
 この論文を読んだ結果、筆者は Kong さんの主張に同意します。SBM にシードビームを加えて複数ビームを同一位相に揃えるというアイデアは、埋まったほどうまく行かず、シードビームはピストン効果として競合的に働くことが分かりました。

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