Kong さんによる以前の研究評価

【Kong さんによる以前の研究評価】
 Kong さんが研究を推進するに当って、それまでの研究を検討したものを新しい視点で再評価することにする。2 つの場合を検討した。第 1 は同一の SBS セルに複数ビームを集光させた場合に、複数ビームが位相同期することができるか、という問題である。そして、第 2 は、個別ビームに対応した SBS セルを用意するが、その位相を制御するために、セルの後方からストークスシフトさせた種ビーム（シード）を入れて、SBS の位相を外部のシードによって制御できれば、SBS ミラーで反射したビームの位相同期ができるかも知れないというものである。Kong さん自身の評価は前者の場合、4 ビーム以上に応用するのは現実的でないとした。また第 2 のBack-seeding 法の場合、Phase Conjugation 自身がシードビームによって壊されてしまうので、PC そのものがうまく行かないだろうという評価であった。