【Principle of Phase Conjugation】
この本は Zeldovich が亡くなる 2 年前にお弟子さんと一緒に Phase Conjugation Optics をまとめた教科書で Springer の Optical Science シリーズで出版されました。その頃までに発展した研究は、はじめの SBSや SRS といった非線形散乱を用いたものから、スペックル場との関係、位相共役後方散乱、4光波混合から表面の非線形性との関係、フォトンエコーや4光波共鳴などまで広がっていました。
Zeldovich の物理学を理解するには、Phase Conjugation だけにとらわれてはいけない感じがします。彼が出版したブックを見ると、図のように、衝撃波と高温流体現象、宇宙の星と相対論、高等数学、燃焼爆発理論、天体物理におけるダイナミックス、数学と数理物理、素粒子、核と宇宙の関係、宇宙構造論、位相共役光学ときわめて広いことが分かります。一方、彼は核物理や素粒子論でも重要な仕事をして、旧ソ連における核兵器開発にも関係しましたので、彼の研究のすべてが公開されているわけではありません。
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