【光電界は実際に正弦波だろうか】
コヒーレントな光は連続した正弦波である、というが、それを見た人はいるか。光の周波数は1014 Hz以上であって、そのような高周波を直接計測する手段を人類は持たない。安定化技術が手に入った段階で、実際に測定してみることにした。
まず最初にまったく独立のLD励起YAGレーザーのビートを観測してみた。お互いのレーザーはそれなりに安定化されているので、ここのレーザー光は十分長いコヒーレント時間で正弦波をしているはずである。両者のビート信号を取ると、周波数が異なるために100Hz程度の ビートが発生していることが分かる。ただし、そのビー ト周波数は不安定で、きれいな正弦波ではない上に、不連続であって、時々、大きくジャンプしていることも観 測できる。要するに、同じ周波数で発生する波束を継続する時間が短いということだ。不連続な波束をつなぎ合 わせることはとてもできそうにない。その不連続性には法則性がないからである。
無料ユーザー登録
続きを読むにはユーザー登録が必要です。
登録することで3000以上ある記事全てを無料でご覧頂けます。
登録することで3000以上ある記事全てを無料でご覧頂けます。
- @optipedia.info ドメインより登録の手続きを行うためのメールをお送りします。受信拒否設定をされている場合は、あらかじめ解除をお願いします。
- Gmailをお使いの方でメールが届かない場合は、Google Drive、Gmail、Googleフォトで保存容量が上限に達しているとメールの受信ができなくなります。空き容量をご確認ください。