【レーザー開発一筋の研究でした。】

レーザー60年を振り返った場合、この講義で紹介したレーザーのほとんどは、自分自身が関係したものでした。そして、自分の研究はレーザー開発一筋の研究だったと実感します。それはレーザー研究に専念しようとしてそうなったものではありません。若い頃から、レーザー核融合、レーザー応用分光装置、重力波天文学、レーザー粒子加速、真空の物理を目指した超高強度光科学と関係したビッグプロジェクトはいずれもきわめて重要な課題を目指した応用研究でした。同時にそれらのためには新しいレーザーが必要であり、レーザーはまさに巨大プロジェクトの中のキーテクノロジーでした。巨大プロジェクトの責任の一端を担った結果、レーザー開発一筋の人生となったわけです。両者は二者択一ではないし、レーザーなくしてはky9お題プロジェクトは成立し得ない。レーザーは大したものだというのが実感です。

無料ユーザー登録

続きを読むにはユーザー登録が必要です。
登録することで3000以上ある記事全てを無料でご覧頂けます。
ログインパスワードをメールにてお送りします。 間違ったメールアドレスで登録された場合は、改めてご登録していただくかお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

既存ユーザのログイン
   
新規ユーザー登録
*必須項目