【私自身のレーザー開発経験】

 背景説明の一部として、私自身の経験紹介をしておきましょう。私は1968年の3月はじめから阪大山中千代衛先生の研究室で卒業研究を始めました。直接の研究指導は、山口元太郎さんでした。山口元太郎さんは物事の本質を捉えて研究を進める能力に優れた方で、色素レーザー、無機液体レーザーの開発を中心に研究をしていました。4年生の時は、ガラス細工から機械工作、レーザー材料作りの化学反応まで、大事なことをすべて学 びましたが、残念なことに事故で亡くなったので、大学院時代は自分自身で研究をするしかなくなり ました。よく考えると、後に日本電子に就職したときも、新入社員なのに一人でプロジェクトリー ダーとなって、一人だけで研究をすることになったときも、大学時代からの単独研究の経験が役だっ たと思います。

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