【στの矛盾を解決したHe-NeレーザーとCO2レーザー】
ルビーレーザーと同じ年に発振に成功したHe-Neレーザーはさらに進んだメカニズムを持っていました。レーザーの性能を決定する二つの物理パラメータがあります。誘導放出断面積σと上順位寿命τです。大きいな誘導放出断面積で効率よく光を出すと、上順位寿命は短くなります。両者は相反する性質を持っているわけです。He-Neレーザーはこれをエネルギーを蓄積する役割をするHe原子と光を放出するNe原子で役割分担しました。単原子で自然界でもっとも対称性のよいHe原子は双極子モーメントがないので、励起寿命は4日もあります。その励起されたHe原子にNe原子が衝突してエネルギー移乗を受けると、効率よく光が出るということです。見事な役割分担といえます。

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