【液晶テレビを利用した光学的データプロセッシング】
 1980 年代、液晶テレビが登場すると早速、液晶テレビを空間位相変調器として使って光学的データプロセッシングをやってみる研究が行なわれた。ここに見る論文は 1985年にそれをやってみた研究を紹介しており、液晶テレビに垂直方向に 10 本の規則周期を持ったコード信号を表示しました。その回折光を Matched Spatial Filter を介して計測すると、MSF との相関計測でその周期が計測できた、というもので、これで光学的なデータプロセッシングの初歩が確認されたというものです。Google Scholar 引用数は 275 と高いので、光データ処理としては重要な論文かも知れないが、レーザーや位相共役光学系につながる論文とはいえないと判断した。

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