発光ダイオード(LED : Light Emitting Diode)と半導体レーザー(LD : Laser Diode)は、半導体に電流を流すことで発光し、波長が同じであれば半導体の組み合せも同じである。しかし、LEDとLDには多くの違いがある。この違いは共振器構造の有無でほとんどが説明できる(パッケージの違いなどは除く)。LEDには、LDにはある共振器構造がない(LEDの半導体の端面はへき開面ではない。)
名前からもLEDとLDの違いが分かる。Laserの語源は、”Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation”であり、LaserにはLEDには無い、Amplification by Stimulated Emission of Radiationがある。つまり、LEDにはLaserにはある誘導放出が無い。LEDから出る光が誘導放出に起因していないということは、コヒーレントではないということである。
項目 | 発光ダイオード(LED) | 半導体レーザー(LD) |
---|---|---|
スペクトル幅 | 50 nm程度 | 1〜3 nm |
指向性(直進性) | ある (熱光源や放電光源はない) |
高い |
偏光 | なし | 直線偏光 |
変調速度 | 500 MHz | 50 GHz |
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