14 Pin Butterflyパッケージの半導体レーザーの中には、波長安定化のためにピグテールファイバーにFBG( Fiber bragg Grating )が書き込まれているものがある。半導体レーザー(正確にはゲインチップ:半導体チップに2つある劈開面のうち、FBG側にARコーティングが施されている)から出た光はピグテールファイバーに結合され、FBGによりFBGの反射帯域に応じた波長がゲインチップに戻る(フィードバックする)。これにより、ゲインチップ内ではFBGの反射波長の光が選択的に共振するため、狭スペクトル幅のレーザーが得られる。
FBG付きファイバーピグテール型半導体レーザーの仕様
FBG付きファイバーピグテール型半導体レーザーのスペクトル幅はおよそ 0.5〜1 nm程度であり、温度によるスペクトルシフトも 0.01 nm/deg. 程度である。3SPGroupより、 1050 mW(Kink-free)のものが市販されている。DFBレーザー、DBRレーザーと比べてスペクトル幅は広いが高出力にも対応できるため、波長976 nmの製品はファイバーレーザーの励起光源として良く用いられている。
「ファイバーブラッググレーティング(FBG)」のメーカー
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