レーザーとは

  • Lignt:光
  • Amplification:増幅
  • Stimulate:誘導
  • Emission:放出
  • Radiation:輻射

の頭文字を取った略称で、「輻射の誘導放出による光の増幅」を意味する。レーザーは人工の光で、特定の物質に人工的に光や放電などの強いエネルギーを与えて励起させることで発生する。

本来のLaserの意味は「光が増幅されること」だが、通常はレーザー共振器を含めたレーザー発振器全体を総称して呼ぶ。レーザー光は可視光とは限らず、紫外線や赤外線領域の電磁波もレーザーである。なお厚生労働省労働基準局長基発第39号(レーザー光線による障害の防止対策について)によるとレーザーは180 nmから1 mmまでの波長域にあり、単一波長で位相のそろった指向性の強いものであるとされている。

レーザーの特徴

一般的なレーザーの特徴として以下のものが挙げられる。

  1. 単色性:スペクトル幅が非常に狭い
  2. 指向性:光が拡散せず、広がらない
  3. 可干渉性:波長と位相が重なった光の集まり(コヒーレンス)
  4. 制御性:出力光に容易に変調をかけることができる

レーザーは自然光に比べて非常に高パワーであり、単色性と指向性が良いことから、レーザービームはレンズを用いて集光することで回折限界まで絞ることができ、エネルギー密度を高くすることができる。これはレーザーが集光性にも高輝度性にも優れていることを示している。以上のレーザーの特徴を下図に示す。

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