レーザーの発明以来,レーザーの発振特性と発振技術の研究,レーザー光の特性と応用の研究などがブームになった.ルビーレーザーでは,Qスイッチ発振の考案17)によってパルス幅サブマイクロ秒で尖頭出力1~100MWのジャイアントパルスが発生できるようになった.ルビーレーザーの最初の第二高調波発生実験18)では,変換効率がきわめて低かったが,Qスイッチの登場によって非線形光学の広範な研究が展開された19).
レーザー発明後すぐに光共振器の理論が立てられて,モードと損失などの解析がおこなわれた20)~22).最初のHe-Neレーザーは放電管の中に平面反射鏡を入れた内部鏡型レーザーであったが,凹面鏡を放電管の外部に置く外部鏡型レーザーが1961年に考案され,レーザー共振器の調整がきわめて容易になった23).He-Neレーザーで可視光(633 nmなど)と中赤外(3.39 μmなど)も発振し,発振機構の解明も進んだ.
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