長波長面発光レーザー(long-wavelength VCSEL)とは
長波長帯で発振する面発光レーザー.光ファイバの伝搬波長(1.3~1.55 μm)は,最初に開発されたGaAs系半導体レーザーの波長(0.85 μm)にくらべて長いので低減と呼ばれている.長波長面発光レーザーは,原理的に高性能で低コストな光ファイバ通信光源になる可能性が高いので,市場から熱望されている.一方,使用する材料の制限から作製がむずかしい,2001年現在,長波長面発光レーザーの本格的な実用化に向けたブレークスルー技術が世界中で研究開発されている.