時空間変換(time-to-space conversion)とは
100 GHz以上の超高速の光信号を時間軸上で直接処理することは困難である.しかし時間信号と信号スペクトルとはフーリエ変換により1対1の関係があるから,信号スペクトルを処理すれば時間信号を処理したことになるここで時間軸上の光信号を空間軸上のスペクトルに展開する手法が時空間変換と呼ばれる技術である.光パルスを分散素子に入射すると,分散素子の出射面に沿って遅延が生じ光パルス波形は空間的に展開される.これをレンズによってフーリエ変換すれば,レンズの焦点面上に信号スペクトルが展開される.逆の光学系によって,空間軸上のスペクトルを時間軸上の光信号に変換できる.