周波数分解光ゲート法(frequency-resolved optical gating:FROG)とは
超短パルスレーザー光のパルス波形と位相を決める方法の一つ.複数のパルス間の非線形光学過程(第二高調波発生,第三高調波発生,カーゲートなど)により生じた信号光のスペクトル(周波数分解)を,パルス間の遅延時間を変えて測定しスペクトログラムを得る.非線形光学過程でパルスの一部を切り出すことが光ゲートに対応するスペクトログラムから波形および位相を求めるのは2次元位相再構築問題として知られ,数学的には唯一の解が存在する.実際には,generalized projection法などで白己無撞着になるような解を得ている.