リソグラフィー(lithography)とは
美術の世界ではリトグラフとも呼ばれ,もともとは石版画を意味する言葉である.ギリシャ語の石を意味するリトス(lithos)から名づけられた.現在のエレクトロニクスにおいては半導体ウェーハの上に塗布されたレジストにLSIのパターンを焼き付ける技術をいう.半導体におけるリソグラフィー技術の中で,現在の主流は光を用いてマスクパターンをウェーハ上に転写するフォトリソグラフィーである.LSIの微細化・高集積化とともにリソグラフィー技術は量産性を有しながら精密性,微細性に優れたものが要求される.そこで将来は光に代わってより波長の短い紫外線や電子ビーム,あるいはX線を用いて,より微細なパターンをウェハ上に描こうという研究が世界でなされている.→光リソグラフィー,EUVリソグラフィー