立体模型(3D model)とは

設計検証用や3次元数値データ可視化のために作製された立体形状物を指す.前者はデザイナーや設計者が想起する立体形状を具体的に模型として表現し,形状確認や組付けの容易さのチェックなどに用いる.立体形状の表現手段としては図面やコンピュータグラフィックスがあるが,(1)複雑な形状,特に自由曲面の把握や理解が困難,(2)部品相互の関係確認が困難,(3)実際の使用感が不明,などの問題があり,模型を作製したうえでこれらの項目を論議する.用途はこのような立体模型のほかに,医用模型,鋳造用模型,射出成形裂などさまざまに応用され,自動車や家電産業などでは日常的に用いられているラピッドプロトタイピングは模型の自動加工技術として普及しつつある.→迅速成形法,光造形法