光学面(optical surface)とは
一般に空気と学材料との界面を指し,そこで光が反射,屈折,透過するため,波面の乱れや散乱の少ない面が要求される.形状としては,平面,球面,非球面,自由曲面があり,形状精度が高く,滑らかな面を必要とする.表面粗さの値は,対象とする光の波長に依存するが,可視光用ガラス光学業子の表面粗さは0.4~1 nm Raとなっている.酸化セリウムの砥粒を水に分散させた研磨液をかけながら,ピッチ製ポリシャに光学材料を押し当てて,研磨により光学面を創成するのが一般的加工法である.現在では金型を使用して,そこに軟化させた材料を圧入することによっても光学面が得られる.