1.6 μm帯希土類ドープファイバアンプ(1.6 μm band rare-earth-doped fiber amplifier)
希土類元素を添加した光ファイバを増幅媒体に用いて構成され,1.6 μm帯に地幅域を有する光アンプであり,将来の光線路監視用OTDR(optical timedomain reflecto-meter)システムおよび1.5 μm帯アンプと組み合わせた超広帯域波長分割多重(wavelength division multiplexing:WDM)伝送システムへの適用が期待されている.現在,光ファイバに添加する希土類イオンとしては,Er3+あるいはTm3+が検討されている.また,同イオンの有する1.6 μm帯増幅特性を有効に活用するために,光ファイバの新規ガラスホスト探索も精力的に展開されている.