フォトルミネッセンス(photoluminescence)とは
半導体などを光で照射したときバンド間の遷移などによって生ずる光放出のことをいう.光放出に関連する遷移としては,バンド間の直接または間接遷移や励起子遷移,ドナーやアクセプタ準位などに関係する遷移およびフォノンに関係する遷移などがある.放出した光の波長依存性,励起波長依存性,励起光強皮依存性などを詳しく調べることにより半導体の電子状態を詳細に知ることができる.このためフォトルミネッセンスは,半導体のキャラクタリゼーションの有力な手段としてよく使われている.