光配線(optical wiring)とは
コンピュータやルータなどの電子情報機器の内部あるいは機器間の信号伝送には,従来,伝送路として銅などの金属配線が用いられ,そこに電気信号が伝送されてきた.この電気信号の代わりにレーザー光信号を通す伝送路を光配線と呼ぶ.光配線材料としては石英やプラスチックからなる光ファイバや光導波路が有力な候補である.長距離伝送を得意とする光ファイバ通信を数mあるいは1 m以下の伝送路に用いることによって,斜線などの金属配線では不可能であったブロードバンド信号を効率良く伝えることが可能になる.光配線と金属配線とが混載された光電子プリント基板の製作も進められている.