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 光アイソレータ(optical isolator)は光を一方向に通過させ、逆方向の光を遮断する光学素子である。ファイバーレーザーから出た光は、光コネクタ端子や対象物、レンズなどの光学部品から反射されて光源に戻ってくる(この光を戻り光という)。この戻り光は光源の出力変動やノイズの原因となるだけではなく、光源を破壊することも有り得る。ファイバーレーザーは高利得であるため、小さな戻り光もファイバー伝搬中に大きく増幅されてしまう。その結果ファイバーレーザーの種光源やLD、光学系を回復不能なまでに損傷させてしまうことがあるため、光アイソレータは重要になる。多くの場合、ファイバーレーザーの伝送用ファイバーの部分や、光ファイバー増幅器の入力端付近に取り付けられる。
 リング型ファイバーレーザー発振器においては、レーザーを単一方向に動作させるために用いられる。PM型ファイバーレーザーで用いられるPM型光アイソレータは、偏光制御阻止としての役割も担う。

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