【色素レーザーの開発】
超短パルス発生の必須条件は広帯域利得帯域にあることはフーリエ解析から明らかであ る。レーザーの最初は結晶レーザーであるルビーレーザーに始り、He-Ne レーザーなどの 気体レーザーがそれに続いた。これらは高い光学遷移確率を目指したので、必然的にスペ クトル的には狭帯域であり、その後の固体レーザーの発展でも、比較的広いスペクトルを 持つガラスレーザーは不均一広がりで、超短パルス発生が不安定だったことは前に述べた。 結局、固体レーザーの超短パルス化は Ti:sapphire レーザーのようなバイブロニック結晶の登場を待つ必要があった。その間、超短パルスレーザーの役割を担ったのは、色素レーザーであった。それどころか波長可変レーザーであるコヒーレント CR-699 はレーザー研究者のあこがれのレーザーであった。
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