【Kerr Lens Mode-locking: マジックモードロックの始まり】
 1991 年、英国セントアンドリュース大学のW. Sibbett が画期的な論文を出した。彼はプリズムによる分散補正素子を挿入したTi:sapphire レーザーによって 60fs という短パルスをレーザー共振器から直接発振させたと報告した。そのモードロック機構は自己モードロックだという。これが現在の超短パルスTiS モードロックレーザーの原型となっている。この論文は、非常に面白いので、詳しく中身を紹介することにしよう。

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