【OPA から OPCPA へ】
 OPA による超短パルス技術を紹介したついでに、超高出力レーザー開発の歴史を見直すことにします。  1960 年にルビーレーザーが発振して以来、レーザーを就航して実現する高強度、高エネルギー密度を利用してあたらしい物理学を開拓しようとする研究は大きな勢いで発展した。それはこの講義シリーズで紹介した Q スイッチ技術の開発、モードロック技術の進歩に支えられて 10 年間は順調に進んだ。 しかし、図に見るように、集光強度はその後、1970 年から 1988 年頃まで飽和して、これ以上は高くならないのか、という状態が続いた。これはレーザー媒質またはレーザーに用いる光学系の損傷限界が克服できず、レオのピークパワーが上がらなかったことが原因だった。

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