【よくも液体のレーザーで超短パルスが出たものだ】
 こうしてみてくると、改めて、よくも液体である色素レーザーで 6fs などという極限的な超短パルスの発生に成功したものだという感じがする。それには、広帯域利得 と群速度分散補正という2つのキーとなるものがあったことがわかる。
 しかし、液体は個体に比べて2桁以上膨張率が大きく、しかも吸収体の中では屈折率分散も複雑で、正常分散と異常分散が混在しており、本来、屈折率の均一性は悪いのである。まさに良くも液体のレーザーで 6fs を実現したものである。

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