【John Clauser, Alan Aspect, Anton Zeillinger の紹介】
今回のノーベル物理学賞の受賞理由は”量子もつれ状態の光子を用いた実験によるベルの不等式の破れの実証と、量子情報科学における先駆的研究 ”となっています。例年のノーベル賞に比べて、内容は難しくて、”量子もつれ状態の光子”とか、”ベルの不等式”などの個別の説明をしたからといって、その物理学的な意味が分るわけではなさそうです。1935 年にアインシュタインが EPR パラドックスの論文によって、量子力学は完全な理論ではない、と指摘して以来、物理学の自然観の根底にある局所的実在論という基本的問題を解決した業績となるので、それらをゆっくりと紹介することにします。最初は受賞者個人の紹介から始めます。

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