【Mourou さんは CPA を使って、超高出力レーザー科学を切り開きました。】
Mourou さんとの付き合いを説明しましょう。古くからの付き合いです。彼がミシガン大学に移って、超高速光科学研究所の所長をしていたとき、筆者は研究室の助手をしていた西岡一さんを、文部省の短期留学制度を利用して彼の基に送りました。また彼が東大物性研の客員教授で半年間日本に滞在したときは、宅間宏先生の家を借りて東大に通ったので、頻繁に交流をしました。そして、ELI,ICAN,IZEST と欧州プロジェクトを立ち上げたときには、筆者がやっていたセラミックレーザーや高出力ファイバーレーザー技術が必要で、外国人協力者としてすべての会議に参加していました。ロシアが超高出力レーザー計画を打ち出したときは、Mourou さんと筆者はおのおのの立場から、Mega Grant Project の Leading Scientist としてサポートしました。実際、ロシアの研究所では、写真にあるように同じ居室、机を共有していました。
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