【超高ピークパワーレーザーを開拓した Chirped Pulse Amplification CAP 技術の開発】
1998 年に Ashkin と共にノーベル賞を受賞したのは、Chirped Pulse Amplification を開発した G. Mourou と D. Strickland です。CPA 技術とは図に見るようなシステムで、固体レーザーにおける高ピークパワーの限界を打ち破ることに成功し、光にはエネルギー密度の限度がないという特質を最大限に活用し、レーザーによる高エネルギー物理学を可能としました。レーザー強度が上がっていくと、屈折率が光強度に依存するために、ガウス形状の強度分布を持つレーザー光は自己位相変調によるビーム収束が起って、固体のレーザー媒質を破壊するので、ピークパワーが上げられないという問題を抱えていました。

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