【アインシュタインの偉大なる誤り?】
2005 年当時、アインシュタインの偉大なる誤り?Creative Error という指摘がなされていました。その一つはアインシュタインが生涯最大の誤り、といった宇宙方程式への宇宙項の導入で、2 番目が物理的実在における量子力学の創始者であるボーアとの論争で、EPR パラドックスというものでした。もっとも後者はアインシュタイン自身は誤りとは認めておらず、物理的実在についての量子力学<的記述は完全といえるのか?という論文を出していました。世の中では、量子力学的確率を認めたボーアに対して、神様はサイコロを振らないと反対したという俗説が広まっています。しかしそれはどちらが正しいなどという問題ではなく、物理的実在とは何か、という本質的な問いかけでした。実際、量子エンタングルメントは、OPO(OpticalParametric Oscillation)の 2 光子過程で発生した光子は、互いに見えない糸で結ばれるように関連していて、それがたとえ 1 光年離れた後で、一方の光子の偏光状態を計測すると、離れた光子の偏光状態はそれとは異なる変更だと測定され、その間を情報伝達する時間がないにもかかわらず、情報としてはつながっていたということです。一方の計測が他方の状態を決定するが、その情報を伝える時間は、光速限界からすると、存在しないことになります。ということは、2 つの離れた光子は発生したはじめから相手の情報を内用していたことになります。これを量子もつれ、量子エンタングルメントと称し、Clauser, Aspect, Zeillinger らがそれを実証する実験を行なったということです。

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