【2.5μm Cr2+:ZnSe レーザー I. Sorokina 2001 年】
 超短パルスレーザーの波長は 800nm を中心波長とする TiS レーザーから長波長への要求が高まっている。その理由はレーザー電界による電子加速は長波長の方が効率的だから。原子のトンネリングイオン化から電界加速、引き戻しの結果発生する高次高調波は、Kaptyen(Margaret & Henry コンビ)による3.9μm OPCPA によるハード X 線(keV)発生によって、より長波長の超短パルスが必要となった。また、超高出力レーザーによる相対論的電子加速も同様に、中赤外における超短パルス発生が有望となっている。そんな中、Sorokina & Sorokin による Cr2+:ZnSe レーザーは 2.8μm 帯における波長可変レーザーとなった。この場合は、Co:MgF2 レーザーで励起して、Cr2+:ZnSe との結合共振器で、2200-2800nm の広帯域の波長可変を実現した。当然、超短パルスを発生する能力が評価された。

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