【1979 年 Ni2+, Co2+による波長可変レーザー P. Moulton, A. Mooradian】
アレキサンドライトレーザーと同じ年、1979 年に P. Moulton, A. Mooradian はNi2+, Co2+を MgF2 に添加して 1.63-2.08mm の広い範囲で波長可変の CW 発振を実現しました。これは Nd:YAG レーザーの 1.32mm の CWレーザー励起で行なったもので、液体窒素冷却条件 80K で発振しました。最近のバイブロニック遷移とは違って 2 価の遷移金属Ni2+, Co2+を用いましたが、ホスト結晶 MgF2の Mg イオンに置換することを思うと、2 価であることはむしろ自然な感じがします。というのは、最近研究されている Yb:CaF2などでは 3 価のイオン Yb3+を 2 価の Ca2+に置き換えるには単純ではないからです。
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