【波長可変レーザーから超短パルスレーザーへ】
いつから波長可変レーザーから超短パルスレーザーへの変化が起こったかを考えてみると、1980 年代半ばだったように見える。筆者らの電通大レーザー研が新形レーザー研究センターとして創設された頃は、Arレーザー励起リング共振器型色素レーザーであるコヒーレント CRC699 はあこがれのレーザーでレーザー分光には不可欠の装置だった。それが今では同じくリング共振器型の Ti:sapphire レーザー CRC899 に取って代わられるようになった。その背景にはTi:sapphire レーザーはレーザー分光研究だけではなく、超短パルスレーザーとして大きく発展したことがある。波長可変 CW レーザーとして開発された Ti:sapphire レーザーは広い利得帯域による超短パルス、超高出力を発生できるレーザーと変身することで飛躍した。
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