【安定なモード同期には Homogeneous broadening が不可欠か?】
超短パルス発生に、Homogeneous broadening が必要かどうかは難しい問題です。1990 年代にノボシビルスクで開催されたMPLP Modern Problem on Laser Physics で大きな議論になったことがあります。その際、有名な研究者が 2 つのグループに分かれて大論争になりました。古くからの研究者の多くは、Nd:YAG、Nd:YLF では安定にモードロックがかかるが、Nd:glass レーザーでは不安定でかかりにくい、うまくかかったときは非常に狭いパルスを発生するが、それを維持するのは困難だという経験を多く持っており、大型レーザーシステムはいずれも、発振段には結晶レーザーを利用して安定なピコ秒パルスを発生し、それを切り出して増幅したことを知っています。
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