【ピコ秒パルスの 2 光子励起計測法】
 ここで余談となりますが、ピコ秒モードロックを筆者の学生時代に測定していた方法を一つ紹介します。当時は、オシロスコープの最高性能は 1GHz のテクトロニクス 519 です。立上がりの限界は前述の通り、0.5ns ですからそれ以上短いパルスは計測できません。繰り返しパルスの場合は、サンプリングオシロが使えますが、ランダムパルスや Q スイッチパルスには使えません。直接的なパルス計測は、時間応答が足りないのです。
 そんな時、手工業的な方法でピコ秒パルスを測定する方法を考案して利用していました。もちろん、これも独創ではなく、海外の研究者が開発した方法を真似たのに違いありませんが、元々が手作りの計測法でしょう。

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