Nd:ガラスレーザーのモードロック発振

【Nd:ガラスレーザーのモードロック発振】
 励起を強くして十分な光強度のレーザー発振が長いランプ励起時間の間発振可能にすると、過飽和吸収体が何度も働いてマルチ Q スイッチ動作をします。すなわち、発振の立上がりではなく、十分安定な発振状態になった部分のパルス特性を測定することが可能となります。もちろん CW 発振ではないので、完全な定常状態とはいえませんが、時間と共に短パルス化していたレーザーパルスはほぼ同じパルス幅に到達していると見なすことができました。その場合のオシロスコープ波形が示されています。