【結合共振器内 AOM 変調によるモードロック】
Foster から 3 ヶ月遅れた 1965 年 4 月号に Bell 研究所の DiDomenico が He-Ne レーザーとAOM を複合共振器として結合させてモードロックを実現した論文を発表しました。DiDomennico は 1964 年に KDP の EO 変調を使えば He-Ne レーザーでモードロックが可能だという理論を発表していますが,その論文には実験結果は付随していませんでした。彼らはこの論文では、AOM を He-Ne レーザー共振器の外部に、結合共振器を設置してその内部で変調させたことです。筆者自身も認めてみるように、Foster 達の手法と類似ですが、外部共振器との結合を緩くして、AOMの挿入損失の影響を軽減できるとしています。エキシマレーザーなどにおける注入ロック実験の経験からすると、レーザーにおけるロッキング、モード安定化などの研究はこのようなアイデアの積み重ねと技術評価から成熟していくことが分ります。
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