【実験結果のまとめ】
 この論文に学ぶことは多い。まだレーザー発振が報告されて 1 年少ししかたっておらず、Q スイッチ技術も普及していなかったので、ランダムスパイクの第 1 パルスを使って、レーザー発振が始まる瞬間を測定しよとしていた。その結果、L=2.54cm では 3モード発振、L=1cm では単一モード発振であった。
 閾値の 1.1 倍励起の(c)では、スペクトルが広がっていることが観測された。温度シフトの結果かと考えたが、オーダー概算の結果では小さすぎるし、共振器のシフト量と同じなので、モードホップをする理由にはつながらない。結果、このスペクトルが広がる理由、メカニズムは現時点で分らない、とした。

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